職業訓練でWebデザインを半年間勉強した体験談②【学んだ内容編】

職業訓練のこと

私はWeb制作会社でディレクターとして就職する前に、半年間職業訓練でWebデザイナー養成講座を受講しました。
職業訓練での体験談を記事にしたくて、かなり前に【職業訓練校へ入校するまで編】を1回目として書いていたのですが、久しぶりにその続きです!

今回は職業訓練体験談2回目【職業訓練6ヶ月で学んだ内容とは?編】です。
「Webデザイナー講座を6ヶ月受講すると何が学べるのか」ということをご紹介していきます。

この記事でわかること

  • 職業訓練でWebデザイナー養成講座6ヶ月間で学ぶ内容

この記事を読むメリット

  • 職業訓練でWebデザインを学びたいと考えている方に、どの程度学習できるのか参考にしていただけます。

職業訓練って、あまり大したことを学べるイメージがないという方も多いかもしれません。
でも実際に通ってみたら、とても有意義で楽しい時間が過ごせました。
私の体験談とともに雰囲気もお伝えできたらいいなと思っています。

1回目の【職業訓練校へ入校するまで編】はこちらから。

 

Webデザイナー養成講座6ヶ月で学ぶ内容とは

6ヶ月の訓練カリキュラムの内容

私が入学した大阪の学校では下記の訓練カリキュラムで、みっちり6ヶ月間学びました。なかなかの充実ぶりだと、Web制作会社で働いた経験を経た今でも感じます。

学科

  • パソコン基本知識
  • Webサイト基本知識
  • デザイン知識
  • カラー知識

実技

  • パソコン基本演習
  • デッサン演習
  • カラーデザイン演習
  • 画像処理ソフト操作演習
  • HTML・CSS基本演習
  • ソフトによるWebサイト制作操作演習
  • スマートフォン対応Webデザイン演習
  • ユーザーインターフェイス(UI)デザイン演習
  • Webサイト企画提案演習
  • Webサイト制作演習

企業実習

  • 職場見学
  • 職場体験

その他

  • キャリアコンサルティング
  • 就職支援
  • 4週間に1度ハローワーク来所(学校は休み)

6ヶ月でかかった費用

  • 授業料 0円
  • 教科書代 約15,000円
  • 学校までの交通費(私は自宅から学校まで少し遠かったので、半年で約10万円)

 

職業訓練の授業スタイルとメリットデメリット

授業は1日6時間

職業訓練の授業は1コマ50分+休憩10分(お昼休み50分)、1日6コマ(6時間分)でした。

中学、高校など通常は1コマずつ授業内容が変わりますが、私が通っていた学校では授業が日替わりでした。つまり6コマ、ずっと同じ講師の同じ授業です。

また、演習は1つずつ集中してこなしていくというスタイルだったので、同じ講師の同じテーマの授業が毎日続くことがあります。例えば、まるまる1週間HTMLだけの授業なんてことも当たり前でした。

授業時間のメリットとデメリット

職業訓練の授業が1日1教科の最大のメリットは、毎日の荷物が学生ほど重くないという点です。毎日持ち込むテキストは1教科分なので、1〜2冊で済みます。

私は通学に1時間ほどかかっていたので、重いテキストが少なくて済むのは本当に助かっていました。

一方でデメリットと言えば、午後から「眠さ」と「飽き」との戦いになる点。
50分ごとに休憩が入るとは言え、1日まるまる同じテーマの授業を聞くのは、想像以上に辛いです。

お昼ごはんのあとは眠くなるし、5コマ目くらいからはさすがに飽きてくるものです。1コマずつ授業が変われば気持ちが入れ替わって新鮮な気持ちになりますが、毎日まるまる6時間同じ授業というのは大変でした。

パソコンは一人一台貸してもらえる

Web関連の勉強をするのに必須なのがパソコン。こちらも無料で、一人一台ノートパソコンが学校から貸し出されていたので、安心して授業が受けられます。
自分でUSBメモリの用意は必要で、ローカルに保存しつつ、USBメモリで自分で作ったデータを持って帰っていました。

 

6ヶ月間どんなペースで学習したのか?

職業訓練のカリキュラムはかなり充実していたのですが、6ヶ月間でどのようなペースで学習したのかが気になるところではないでしょうか。
ざっくり1ヶ月ごとに区切って、どのように学習していったのか紹介します。

【1ヶ月目】パソコンやWebの基本知識〜HTML・CSS演習

入学式の次の日からさっそく授業が始まりました。
一番はじめの授業は、「パソコンの仕組み」でした。本当に「パソコンがどうやって作られているか」という点からの授業で、パソコンの中身なども見せてもらいました。

正直、今更感が否めなかったです。6ヶ月しか時間がないのに、パソコンの中身から授業が始まるの?!という衝撃。

ここはやはり職業訓練だから、だと感じるポイントです。
「パソコンの「パ」の字もわからない人でも、最終的にはWebデザインの知識を身につけて就職ができる」というのが目的の学校なんですよね。

そんな衝撃と不安から始まりましたが、デザインの座学やデッサン、色彩検定受験レベルのカラー知識の座学、そして入学の翌週にはHTML・CSSの演習が始まりました。HTMLとCSSの授業が始まると、いよいよWebに関する学習をしていると感じ、とても毎日ワクワクしていました。

 

【2ヶ月目】HTML・CSS演習〜Dw操作、レスポンシブ

HTMLとCSSの授業は、初期にがっつりやりました。全部で76時間分です。
1週間の授業料は最大6時間×5日間=30時間なので、2ヶ月目くらいまで7割この授業でした。Webサイトを作る基礎中の基礎知識なので当然と言えば当然です。

HTMLとCSSの知識が定着してきた頃に始まったのが、Dw操作の授業。
Dwとは「DreamweaverCC(ドリームウィーバー)」という、コーディングをサポートするAdobeのソフトです。実際のWeb制作会社に勤めるエンジニアでも、Dwを使ってコーディングをしている人もいます。(私が勤めていた会社にもいました)

テキストエディターでのコーディングから、Dwを使ったコーディングの授業に移り、現代のWebでは欠かせないスマホ対応のサイトを作る「レスポンシブ」の仕組みの学習も始まりました。

私は学校に通うまでコーディングの知識は0だったので、このあたりの授業は本当に楽しかったです。大人になってからの勉強って、なんであんなに楽しいのでしょうか。

 

【学習の合間】テスト、キャリアコンサルティング、ハローワーク

国が就職を促すために運営しているのが職業訓練です。授業料がかからない代わりに、学習テーマが終わるごとにテストもあり、適切に成果を出しているのか確認がありました。(ちなみに私は、テストの点数は結構よかったです)

そして普通のスクールと大きく違うの点が、キャリアコンサルティングがあることです。定期的にどんな業界、職種に就職したいのかという面談がありました。

このあたりの話は、また別記事で詳しく語ります。

 

【3ヶ月目】画像処理ソフト〜ユーザーインターフェイス演習

いよいよWebデザインの分野である画像処理ソフトの授業です。PhotoshopとIllustratorについて学びます。

私はもともと、PhotoshopとIllustratorのスキルを伸ばしたくて職業訓練に行こうと思ったので、ようやく核心に来た感じでした。じっくり基本を学べて本当に有意義だったと思います。

もう一つ、厄介だったのが、ユーザーインターフェイスの授業。「jQuery」について学びます。HTMLやCSSはコツを掴めば理解できるのですが、jQueryは本当に理解ができない!かなり苦戦した科目でした。

 

【4ヶ月目】Webサイト企画提案演習〜WP操作、LP制作

いよいよWebサイト制作に向けて、Webサイトを作る時に必要な「企画する」部分についての授業が続きました。どんなペルソナを立てるのか、どんなサイト構成で作るのか、企画をしてプレゼン資料を作っていきます。
他にもサーバー、ドメインの知識やSEOのことなど学びます。ここはWebディレクターの領域ですね。

またWP(ワードプレス)の操作の授業と、5〜6人グループで1つのLP(ランディングページ)を制作する授業もありました。

 

【5ヶ月目】Webサイト制作

一から自分で企画したサイトをデザインしてコーディングして、完成後はクラスメイトの前でプレゼンをします。そして最終的に、講師陣から評価を受ける緊張の段階です。

サイトのジャンルは特に指定もなく、架空のサービスでもサイトにしてしまってもOKです。要は就活時に「サイトを作れる」というポートフォリオにするためのサイト制作でもあります。

地元の名所をサイトにまとめる人や、友達の飲食店をサイトにする人もいる中、私はとあるカフェに飛び込み営業をしてサイトを作らせてほしいと交渉をしました。(この経験も就活の評価になると考えました)

学校に通って教室で受ける授業はここで終わりです。

 

【6ヶ月目】職場見学〜職場体験

最後の1ヶ月は実際の職場を体験します。まずは講師と一緒に2社のWeb制作会社の現場を見学しました。そして翌日から4週間弱の期間、学校が指定した会社に毎日通い職場体験です。

実習生がどんな仕事をするのかと思いきや、実際は学校の延長で、5ヶ月一緒に学んだクラスメイトとグループでサイトを企画・制作・プレゼンをするという内容でした。
ここでも一人一台のノートパソコン貸し出しがありました。

職場体験が終わると、最終日は学校に行き修了式でした。
これが6ヶ月間で学んだ内容です。

 

まとめ

授業内容を解説しましたが、職業訓練と侮るなかれ、かなりWebに関する知識・スキルを網羅した充実の内容でした。
「Webデザイナー養成講座」と謳っていましたが、実際はWebデザイナーより、Webデザインを理解しながらWebエンジニアやWebディレクターを目指せるという内容だったと、今になって思います。

テキスト代と交通費の負担はありますが、この内容を無料で受けられることを思うと、職業訓練ってすごいと改めて感じます。
Webデザインの勉強に職業訓練を選ぶことは、経験者としておすすめです。

次はクラスの雰囲気や、他の細かいことなどもお話ししたいと思っています。
ぜひ職業訓練に行くことを考えている方へ参考になれば嬉しいです!

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