Webディレクターが使うWeb業界用語を解説【初心者向け40選】

Webのお仕事

Web制作会社ってよくわからない単語や用語が飛び交っている…

新人のWebディレクターさんなら誰でも感じる悩みじゃないでしょうか?私もWebディレクターになりたての頃は、わからない用語が出てきてはコソっと先輩に意味を訊いたりしていました。

今回は、私が実際に働いていた現場で覚えたWeb業界用語を40個解説します。新人Webディレクターの方や、これからWeb業界の就職を目指している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事を書いている人

  • 35歳でWeb業界未経験でWeb制作会社に転職。2年半Webディレクターやって、今はフリーでWeb全般のお仕事しています。

 

Web制作の社内で使われる用語

工数

Web制作するのに必要な作業時間を意味します。例えばトップページのデザインの工数が15、下層ページ1ページのコーディングの工数が2など、会社によって作業工数の目安が決まっています。

作業者のレベルによって1工数に何時間かかるかを決め、1つの作業にかかる時間を割り出して制作スケジュールを立てます。

リソース

作業者の作業できる量や時間を指します。社内だけではなく、例えば「今リソースがいっぱいで、制作開始が来週からになります」とクライアントにも使うこともある言葉です。

リスケ

スケジュールを変更することを意味します。Web制作の現場は何かとトラブルが付きもので、スケジュール通りに進みません。Webディレクターはリスケの可能性も考えて、余裕のあるスケジュールを組むことも求められます。

BtoB、BtoC

BtoBは「Business to Business」、BtoCは「Business to Consumer」の略で、「企業向け」なのか「一般消費者向け」なのかを示す言葉です。Web制作の現場では、制作するWebサイトがtoBなのかtoCなのか、クライアントと必ず始めに確認します。

USP

「Unique Selling Proposition」の略で、強みやアピールポイントを意味します。「クライアントのUSPを伺って、サイトのメインビジュアルに入れる」というように、訴求力の高いサイトを制作するために欠かせない要素です。

PDCA

「plan-do-check-act」の頭文字を取った言葉で、「企画→実行→確認→改善」の4段階を定期的に繰り返し改善を図っていくことを意味します。

最近のWeb制作は完成したら終わりではなく、PDCAを重ねサイトの改善と成長を促していくという考えで作られるケースが多く見られます。長期的なマーケティング戦略という観点で、とても重要となる方法です。

カスタマージャーニー

ユーザーが商品やサービスを購入するまで、「認知、興味、比較検討、購入」の4段階の行動や心理状態を予測して可視化して分析する表です。クライアントのサービスや制作するサイトの方向性によって、制作前にカスタマージャーニーを作って戦略を立てる場合があります。

ペルソナ

自社商品やサービスを利用してほしい人物の年齢、性別、性格、職業、趣味などを設定し、 ユーザーの象徴として定義された人物を「ペルソナ」と言います。サイトに訪れる人や、サービスを利用するユーザーを具体的にイメージすることで、どのようなサイトに設計すればいいのか考えていきます。

ユーザビリティ

「ユーザーが使いやすい」という意味の言葉です。Web制作でも、サイトに初めて訪れたユーザーが感覚的に動線を辿ることができる「ユーザビリティの高いサイト」が求められます。関連する言葉に「UIデザイン・UXデザイン」があります。

CV

Web業界では、サイトに訪れたユーザーが目標とする行動を取ることを意味します。「シーブイ」や「コンバージョン」と呼ばれ、Web制作の重要な項目です。例えばサイトを通じて「問い合わせをさせる」ことが目標なら、ユーザーがどのような動線でお問い合わせボタンまで辿り着いてクリックするのかを設計に落とし込む必要があります。

CVR

「コンバージョン率」を意味し、どの程度CVまで至ったのかを数値化することを指します。よくCVとCVRを混同して使ってしまいますが、意味が少し違うのでしっかり使い分けしましょう。

フェーズ

「段階」を意味します。Web業界では、デザインやコーディングなど制作の段階を示す時に使う場合と、長期的なマーケティング施策を考える時に使う場合があります。マーケティング施策に使う場合は、第1フェーズがWebサイト制作、第2フェーズが広告出稿…という使い方になります。

FIX

決定する、確定するという意味です。「デザインがFIXする」というように、クライアントがOKを出した時に使われます。Webディレクターが安心する言葉ですね。

メタタグ

主に「キーワード」「タイトル」「ディスクリプション」の3つを指し、Webサイトの情報を検索エンジンやブラウザに伝えるために、HTMLに書き込む必要があるタグです。Webディレクターはコーディングが始まるまでに用意しておきたい情報で、後回しにしていると公開前チェック時に「メタタグが入っていない!」と慌ててしまうなんてことも。

サーチコンソール

Googleが提供している検索分析をするツールです。制作したサイトを公開する時に、Webディレクターがサーチコンソールに登録する会社もあります。

クローラー

Web上にある情報を取得するために巡回しているプログラムです。クローラーに見つけてもらいインデックスされることで、初めてサイトが検索に載ります。サイトをインデックスしてもらうため、公開時にクローラーに申請することも重要な作業です。

 

Webデザインで使われる用語

サイトマップ

Webサイトがどのようなページで構成されているか、図解したものを意味します。Webサイトは通常「トップページ」があって、下層ページが何ページ必要かという構成で作られており、Webディレクターとクライアントが相談して固めていきます。

ワイヤーフレーム(WF、ワイヤー、構成案)

Webサイトのページ構成案を意味します。デザインの前段階の作業で、画像やテキストを置く位置やテキストの内容などを決めていきます。

クライアントの要望を直接伺っているWebディレクターが作るケースが多く、IllustratorやPowerPointなど図形を扱えるソフトで作ります。最近ではXDを使って作るケースも増えています。

UI・UXデザイン

UI(ユーザーインターフェイス)は「ユーザーがサイトの中のボタンなどを認識できること」、UX(ユーザーエクスペリエンス)は「ユーザーがサイトで体験できること」を意味します。

Webサイトは、ただおしゃれなデザインだけをしても意味はなく、ユーザーが動線やボタンを認識して良い体験をできることが、Webデザインの最重要テーマと言えます。

LP(ランディングページ、エルピー)

1枚ものの長いページのサイトを指します。LPは、ユーザーにサービスを利用してもらう「窓口」になるサイトです。「ランディング=着地」してもらうため、一つのコンテンツのみを訴求して問い合わせや購入のためのボタンを複数配置することが特徴になります。

Webディレクターは下層ページがあるサイト制作だけではなく、LP制作も多く作る機会があり、目的に応じてどっちで制作するかクライアントに提案する必要があります。

レスポンシブ

現代では必須となった、スマートフォン対応ページを表示するコーディング方法です。一つのHTMLのデータでパソコン画面、スマホ画面(場合によってはタブレット画面)を表示されるため、パソコンとスマホで違う内容の表示がされることがないことがありません。

デザインはパソコンとスマホと両方する必要があります。

メインビジュアル(キービジュアル、ヒーローイメージ)

トップページのヘッダー下に表示される大きな画像です。メインビジュアルの中にサイトのキャッチコピーを入れることも多く見られます。サイトの顔になる部分なので、デザイナーが特に力を入れる部分です。

グローバルナビゲーション(グロナビ)

サイトのインデックスの役割がある部分です。通称「グロナビ」と呼ばれ、ヘッダーに配置されます。

ページ数が多いサイトの場合は大きな項目だけグロナビに配置し、クリックすると細かいページがプルダウンして表示されたり、ホバーでページ全体が表示されるなどの方法が使われています。

ハンバーガーメニュー

スマホでメニューを呼び出すためにクリックする「3本の横線」の名称です。横から見たハンバーガーみたいなので、ハンバーガーメニューと呼ばれます。実際にWeb制作の現場でも使われています。

スマホでインターネットをする人が増えてきたことで、パソコンでの表示でもグローバルナビゲーションをハンバーガーメニューにしているサイトも増加傾向です。

ファーストビュー

サイトがブラウザに初めに表示される範囲です。主にトップページのヘッダーからメインビジュアル、メイン下のコンテンツが少し見えているくらいをファーストビューにしているサイトが多いでしょう。

ファーストビューの内容によって、ユーザーが下までスクロールしてコンテンツを見てくれるか左右されるので、特にデザインのインパクトが求められる重要な場所です。

モバイルファースト

パソコン表示ではなく、スマホ表示からWebサイトの構成やデザインを考えることを「モバイルファースト(モバイルを優先)」と言います。

インターネットの利用はスマホが9割とされている現代、スマホでの見やすさなどが優先されます。予算削減のために、スマホ表示のみをWeb制作するというケースもあります。

 

Webサイト環境・構築で使われる用語

HTML、CSS

HTMLはハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージの略で、マークアップ言語です。CSSはカスケーディングスタイルシートの略で、HTMLにどのように装飾していくか定義するプラグラミング言語です。どちらもフロントエンドエンジニアが、Webサイトの構造を記述するために使います。

HTMLもCSSも、そんなに難しい言語ではありません。Web制作を指揮するWebディレクターも読めるように、知識を付けておくと良いでしょう。

アニメーション

Web制作の現場では、サイトに動きやエフェクトなどの効果を入れることを意味します。アニメーションを入れることで、ユーザビリティの高いサイトになることも。CSSでもつけられるアニメーションはありますが、js、jQueryといったプログラミング言語もよく使われます。

SSL

インターネット上の通信を暗号化する仕組みのことを指します。SSL化されているサイトは、URLの「http」が「https」になり、URLのバーに「保護された通信」と表示されます。近年のWeb制作ではサイトのセキュリティと、Googleから評価を高めるためにも、SSL化は必須となっています。

サーバー

インターネット上の「土地」のようなものです。Webサイトが「家」と考えた場合、家を立てるためにインターネット上の「土地」を用意するのがサーバーです。

新規でWebサイト制作の案件を受けた場合は、Webディレクターがサーバー契約するケースも。いろいろなサーバー会社があり、容量によってさまざまなプランがあるので、サイトの用途や予算によって適切に選択する必要があります。

ドメイン

サーバーが「土地」、Webサイトが「家」だったら、ドメインはインターネット上の「住所」です。ドメインを取得することで、サイトのアクセス先であるURLができます。

例えば「https://michikablog.com/」の場合、赤文字部分がドメインです。「.com」「.ne.jp」など「独自ドメイン」によってドメインの値段は変わります。サービス内容によって使うべきではない独自ドメインもありますので、ドメイン取得の際はしっかり照らし合わせて考えましょう。

IPアドレス

インターネットに接続される個々のネットワークに割り当てられた、固有の識別番号を意味します。すべて数字で構成されています。Web制作では、アクセス制限をかけるためにIPアドレスを利用することもあります。

サーバー移管・ドメイン移管

「家」であるWebサイトはそのままに、「土地(サーバー)」や「住所(ドメイン)」を違う会社のものに変更する作業です。それぞれの利用料金や容量の見直しをして、違う会社のものに移管した方が適切と判断した時は、バックエンドのエンジニアとともに移管作業を行います。

サイトのリニューアルと同時に、サーバーやドメイン移管をしたいと考えるクライアントも多く、Webディレクターをしていると必ず出くわす作業です。

ディレクトリ

サイトの下層ページのデータが入っているファイル名を指します。例えば「https://michikablog.com/webdirector-words/」の場合、赤文字部分がディレクトリです。ディレクトリはURLにも反映されます。

CMS

Contents Management Systemの略で、HTMLやCSSの知識がなくてもWebサイトの更新が簡単にできるシステムを意味します。例えば「はてなブログ」「アメーバブログ」のようなブログシステムがCMSです。

企業がオリジナルでCMSを開発するケースもありますが、多く利用されているCMSと言えば「WordPress」。一般ユーザーのサイトやブログから企業のコーポレートサイトまで、幅広く使われている無料のCMSです。

リダイレクト

サイトのURLが変更された時に、変更前のURLにアクセスしても変更後のURLに自動的に転送される仕組みです。サイトのリニューアルの場合はリダイレクトさせるページが多く発生するため、公開前にチェックが必要となります。

 

Webマーケティング用語

SEO

Search Engine Optimizationの略で、日本語では「検索エンジン最適化」です。Webサイトを狙ったキーワードで上位表示させるため、検索エンジンに最適になるように施策することを意味します。Webマーケティング戦略の重要項目です。

GTM

Googleタグマネージャーの略で、Googleが提供する計測タグを指します。サイトのHTMLの中に埋め込み、サイト公開後に分析に使います。

GA

Googleアナリティクスの略で、Googleが提供するサイトのアクセス解析ツールを指します。GTMを埋め込むことで、アナリティクスの計測が可能になります。サイトに訪れたユーザーの人数や動きなどがリアルタイムで解析します。

インターネット広告

インターネットに出稿する広告で、Webマーケティング戦略のひとつです。Web制作では「リスティング広告」「ディスプレイ広告」を主に利用します。

リスティング広告は検索したときに上位に表示される広告で、ディスプレイ広告はバナーや動画で表示される広告です。表示する時間や地域など、細かく指定することができます。

 

Webディレクターはクライアントと現場の通訳者になるべし!

Web制作の社内では業界ならではの専門用語が飛び交いますが、Webディレクターは専門用語をそのままクライアントに伝えるのはNGです。ほとんどのクライアントが詳しいWeb知識がないため、Webディレクターはクライアントへわかりやすい言葉に直して説明する必要があるでしょう。また現場ではスムーズに制作を進めるため、クライアントの要望をうまく専門用語に落とし込んで指示します。

つまりWebディレクターは、クライアントと現場の「通訳者」です。クライアントへわかりやすく説明できるようになるためには、Web業界の用語を正しく理解して、多くの知識を取り入れる必要があります。

 

まとめ

Webディレクター経験者による、Webディレクター視点でのWeb業界用語を40個紹介しました。どれもWeb制作の現場で働いているうちに自然に覚えていく言葉ですが、新人の頃はわからないことだらけで本当に戸惑います。

私はWebディクレターに転職する前に、職業訓練で半年間Webの勉強をしたのである程度知識はあるつもりでした。しかし、それでも入社後に知らない用語に戸惑う毎日でした。

もし少しでも早く用語を理解してWeb制作の現場で活躍したいと考えている方は、オンラインなどでWeb制作の知識を学習することもおすすめ!

特にWeb制作全体の指揮をするWebディレクターは、デザインの知識もコーディングの知識も全般持ち合わせてると、しっかり制作管理ができるようになりますよ。

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